11日/12日/13日

雨。この時期の雨には何か懐かしい気持ちにさせられる。何でかな。
11日は前日の徹夜が響き、死んだように寝る。起きると家を出なくてはならない時間だ。マリンバ奏者、村瀬秀美さんのリサイタルを聴きに東京文化会館へ。文化会館はやはり好きだ。音が飛び抜けて良いとは思わないんだけど、他の会場には無い雰囲気がある。染み付いてるのかな。歴史が。
バッハのシャコンヌから始まった。マリンバで聴くのは初めてだったが、結構演奏されているらしい。シャコンヌに限らずヴァイオリンソナタ・パルティータ、チェロ組曲などはマリンバで演奏されることがある。「バッハがもしマリンバの音を聴いたらきっと好きになって沢山マリンバの曲を書いてくれただろう」と知り合いのマリンバ奏者が言っていたが、きっとそうだろうな。降りてこないかな。
ゲストも菅原淳氏、アメリカからエド・セインドン氏と豪華だった。前半はクラシック、後半はジャズだったが、僕はやはりクラシックをもっと聴きたかった。でも、聴いたことのない曲も聴けて面白かった。客席もほぼ満席。素晴らしい。客席には打楽器奏者も来ていて挨拶をする。
終演後近くの寿司屋「寿司幸」へ。ウチの両親がずっと昔から通っていた寿司屋。ほんとにほんとに美味しい。美味しい物を食べて生きていこうと切に思う。
ウチに帰り、サイトの作成。死んだように寝たのであまり眠くない。変に集中してしまって気が付くと空が明るくなってきた。でも活路が見えてきたのでもうちょっともうちょっとと思っていると出かける時間も近くなってしまったのでそのまま乗り切ってしまった。久々にスーツを着て単発の会議スタッフ派遣の登録に行く。国際会議を多くやっているところで通訳職もある様子。面接後ウチに帰るともう仕事の案内が来た。英語を使う仕事では無いのだが5月中に四つ仕事が入った。通訳、翻訳の仕事もそうだが単発の仕事は事務所の仕事とも折り合いが付けられるので事務所が軌道に乗るまでは色々やらせていただくつもりだ。色々な人と会えるのも良い。コンサートの宣伝も出来る。
九時ごろにスイッチが切れる。送らなきゃいけないメールがどうしても打てない。死んだように寝る。
起きたらそろそろ出かける時間だ。サントリーホールへ元同僚の友人、阿部さゆりさんの歌を聴きに行く。阿部さんが歌を習っている先生の生徒さんのコンサート。お客さんも結構沢山入っている。みんな楽しそうに歌っていた。いや、ずっと下向いてる人も居たな。でも楽しかったんじゃないかな。歌いたいから習っているんだから。阿部さんの歌も聴けて良かった。カラオケで聴かせてもらったことはあるのだけど(劇団四季オンパレード)、ピアノ伴奏できれいなドレスを着て歌っている姿はまた別物だ。知り合いにも会えて楽しかった。
ウチに帰って御飯を食べていると妹からカラオケに行こうとお誘いが。僕も歌った。
股旅
カラオケ屋のレジで500円でCDを売っていて、奥田民生の「股旅」があったので買ってみた。持っていたはずなのだが最近とんとお見かけしないのだ。旅に出たんだなきっと。18の頃にエジプトで聴いてた。だからエジプトを思い出す。世間広しと言えどもこんなリスナーは僕ぐらいだろう。あーなつかしい。