大きめの演奏会/初詣/サーチエンジン・システムクラッシュ

pre-neophilia2007-02-13

10日茂木建人さん、指揮者の金井さんと登戸「神洲之華」へ。ユーリンチーのから揚げ、モヤシ炒め、豚バラ角煮あんかけごはん、トマトときゅうりのあんかけごはん、棒餃子。一応演奏会の打ち合わせだったのだけどつい料理の説明をしてしまう。説明と言ってもテーブルに運ばれて来る度に「これはうまいですよ」と言うだけ。
少し大きめの演奏会が動き出すかもしれない。急に。楽しみだ。
連休であった。御茶ノ水神田明神に初詣。意外と人が居た。同じように初詣に来た人も居たのだろうか。お賽銭を投げてのお参りというものにはあまり気が乗らないのでいつもしないのだが、今回はちょっと挨拶していこうと思って投げてみたのだ。どの硬貨を投げようかと少し迷ったのだが100円玉を取り出し投じてみた。下手投げで放った100円はしかし意外と飛距離を伸ばし賽銭箱ファーポストを直撃、跳ねた硬貨は空しくラインアウト。慣れないことするからこうなるのだ。しかし手を合わせる。
数日前から電車の中で読んでいた宮沢章夫サーチエンジン・システムクラッシュ」読了。残り数ページを残して登戸に到着してしまったので多摩川沿いに座って読み終えてしまった。東京側の岸ではギターを弾きながら歌を歌っている人が居る。結構な距離なのだが良く聞こえる。今時あまり聞かない感じのジャパニーズフォーク調で、歌詞も途切れ途切れに聞こえるのだけどサビがどうも「高見盛」と聞こえる。「高見盛」の部分は熱唱なのである。あるいは高見盛の応援歌なのかもしれないのだが、嫌に長い曲だ。ずっとぐるぐる回っている。練習だから切れ目無く繰り返しているのだろうか。本も最後に差しかかろうというところでいよいよ歌が気になる。そうこうしていると背後を走る自転車からもえらいこぶしの利いた鼻歌が聞こえてきた。ヘルメットを被りピッチリとしたウェアに身を包んだ人だったが、結構なスピードと声量だった。ちょっと本に集中できない雰囲気ではあったのだが、まあそんなこともあるだろうと思って本を進めた。そして読み終わった。面白い本だった。いつの間にか歌は聞こえなくなっていて、日も大分傾き、寒さも増していた。サーチエンジン・システムクラッシュ (文春文庫)