一年十年六十年

pre-neophilia2009-03-22

卒業式シーズン。少し前まで一年は3月で終わり4月から始まっていた。今はそんなことも無い。
3月5日シッポ君と新橋の「蛇の新」で飲む。シッポ君は僕がまだ二十歳前後の頃に京都で居候させてもらっていた友人で今も京都に住んでいる。仕事で東京に来る用事があり連絡をくれた。ウチの奥さんも同席の予定だったのだけど仕事が長引き参加出来ず。シッポ君と二人で4〜5時間ひたすらビールを飲んだ。割合くだらない話ばかりだったように思う。いつも皆で酒を飲んだけど二人だけで飲むのは10年ぶりぐらいじゃないだろうか。10年後はどんな話が出来るのか。相変わらずくだらないやつが良い。
12日〜16日はホノルルへ。6月のイベントの事前ミーティング。ローカルの人たちも体験したことが無いほどの寒さ。とは言え日本から比べればなんてことは無い。アロハ一枚で外歩けるんだから。二回目のホノルル、今回は一人で歩き回る時間も持つ。元来道を覚えないタチだけど仕事に関わることだし意識的に歩き回ると少し頭に入った。
日本に戻り二日仕事に出て三連休。群馬へ。初日は水上温泉。東京から奥さんに持たされていた紙袋を開けるとシャツとジャケットが。3月21日はneophilia開業の日。プレゼントをもらって思い出した。ペンションの小さい部屋でシャツとジャケットを着て得意気になったのだった。去年のこの日にはバッハの演奏会をやった。あれから一年。バッハも一年年を取った。去年の暮れにはドイツでバッハの墓参りも出来た。もう少し理解出来る日が来るだろうか。
翌日は母が合流。桑風庵で蕎麦とてんぷら。水面が凍った大沼に足を踏み入れワカサギ釣りを見物。伊香保温泉でお湯につかる。人生を少しずつ進みながら少しずつ幸せになっているように思う。少しずつ自分が理解出来るようになり少しずつ他人が理解出来るようになった。伊香保の夜、母は来月還暦を迎えることが30歳を迎えたときよりも(30歳を迎えたときもずいぶんと嬉しかったらしい)ずっと楽しみだと言っていた。僕もそうでありたい。
さて告知を。4月12日日曜日ヴィオロンで演奏会です。
2009.04.12(日)ViolonClassical#10 @名曲喫茶ヴィオロン

  • 出演:仲村渠真紀(pf)、竹前景子(vn)
  • 開演:19:00
  • 料金:\1,000
  • 曲目:
    • 未定

曲目が決まり次第また発表しますが、なんだかんだでもう5年ぐらいの付き合いになる仲村渠さんがこの度ヴィオロンに登場。乞うご期待。