ViolonClassical#20

pre-neophilia2011-03-27

家は暗く寒く一人。ベートーヴェンピアノソナタを聴いていたけど32番が終わって今はとても静か。お腹が空いたのでお向かいのパン屋さんに頂いたパンにチーズを載せてドライフルーツと一緒に食べようと思う。
阪神淡路大震災のときの様子を被災した義父に聞いてみたことがある。「音楽は聞こえましたか?」「聞こえていたかもしれない。どうだったかな。」医師である義父は限られた物資とスタッフで毎日怪我人の治療にあたっていた。それどころではなかっただろう。
被災地の人たちにとってまず必要なのは温かい食事であり、身を寄せる住居であり、着替えであり、正確な情報だろう。そんなとき音楽に出来ることはあるのだろうか。
3月30日に阿佐ヶ谷のヴィオロンで演奏会を行う。以前から決まっていた定例の「ViolonClassical」20回目の演奏会だ。ただ今回はこの演奏会を東北の人たちを想う場所にしたい。音楽に出来ることの一つは言い表せない気持ちに形を与えることではないか。想いが音楽によって形をまとうことを願いたい。

「ViolonClassical#20」
日時:3月30日(水) 19:30〜(19:00開場)
会場:名曲喫茶ヴィオロン(杉並区阿佐谷北2-9-5)
出演:山田健史(チェロ)、上杉公志(ピアノ)
曲目:ベートーヴェンチェロソナタ第3番イ長調作品69 ほか
入場料:1,000円(ワンドリンク付)
※皆様から頂戴する入場料を全て日本赤十字社を通じ義援金として被災地へ送ります。