3 Shuts / 同窓会 / パッチギ!

昨日は溝の口ノクティホールへ打楽器アンサンブル「3-Shuts」の演奏を聴きに行った。
初めて入るホールだった。ステージの中央が客席までせり出している。能とかもやるのかな?演出には色々使えそうだな、と思っていたら「3-Shuts」もやはり活用していた。他の楽器の演奏会と比べても、やはり打楽器の演奏は目の前で見ると楽しさが倍増する。色々な種類の打楽器がズラッとステージ上に並び、楽章から楽章へ楽器を渡り歩く。クラシックと言われてまず打楽器を思い描く方はきっとあまり多くないと思うのだけど、打楽器もマリンバヴィブラフォンなどの鍵盤打楽器を用いることによってその表現の幅は大きく広がり、この日のプログラムのようにバッハ(主よ、人の望みよ喜びよ)を演奏することも出来る。しかし、このプログラムで一番引き込まれたのは、最後の曲、「TRIO per UNO」の第一楽章だった。三人の奏者がバスドラムをぐるりと囲み、ボンゴ、チャイナシンバル(だっけ?)を織り交ぜながら叩く叩く。一切の旋律を含まずテンションを上げ疾走するそのリズムに何だか有無を言わさず感動させられた。説明はいらない。異なる解釈を見出すことも難しい。「かっこいい」。多分小学生でもおじいちゃんでも「かっこいい」って思うだろう。そこに打楽器の強みがある。もちろんそれだけじゃないけど。
まだ若い演奏家たち。これからもがんばってほしい。かっこいいぞ。


今日はまた一つ翻訳を形に出来た。とは言えまだトライアル段階。繋がっていくと良いのだが。
午後は僕がエジプトで暮らしていた時に現地の日本人学校で一緒だった女の子達が遊びに来てくれた。僕が中3だった時に二人は小6と小5。十年ちょっとぶり。エジプト時代の話というのは誰にでも理解される内容では無い部分もあって、自分の中であまり触れられず残っていたりするので、こういう機会に話せるとスッとする(ピラミッド駅伝の話を誰と分かち合えって言うんだ)。しかし十年てすぐ経つんだね。と深く実感。


パッチギ ! スタンダード・エディション [DVD]
夜、久々の映画「パッチギ!」を見る。日本人と在日朝鮮人との関係を描く映画。深いタッチの映画では無かったが、とても心を動かされた。
今グーグルのニュースを見てみると内閣府調査の結果が「戦争の危険「ある」45% 防衛力「現状維持」が65%」とある。国民の示すこの危機感の大きな要因は関係が深刻化を増す北朝鮮の存在だろう。横田早紀江さんとの会談を終えたブッシュ大統領は「北朝鮮愛する人々を引き裂き、北朝鮮の行為の結果生じたこのお母さんのことを全く思いやりもしない実に心無い国です」と語る。世論は反北朝鮮一色、その矛先となる憎むべき存在がある今、しかしだからこそ僕たちは大きく目を開き、耳を澄ませねばならないと思う。
ブッシュが何故そんな事を言えるのか。相手は「北朝鮮」「金正日」どちらなのか。