携帯空間。Fun!Car!Go!

pre-neophilia2006-10-21

秋というのは良い季節なんだなと今年思うのである。なんで気付かなかったんだろう。冬!とか夏!とかが良かったのだ。でも秋には!が無くても良いのである。あってもまた良い。
10月14日根來加奈さんのソプラノリサイタルは無事終了した。根來さんとお会いするのも本番の日が2回目、他の演奏者の方達とは「はじめまして」、会場も「はじめまして」だった。照明の調整だとか、幅一メートルほどの舞台裏の動線確保だとか今まで現場で体験しなかったこともあり、良い機会をいただけたと思う。演奏者もお客さんも楽しい時間を共有しているのが感じられた。来年7月の演奏会でもお手伝いさせていただくことになった。嬉しい。
この日は新調したスーツで臨んだのだが、演奏会の途中、舞台裏に居てふとズボンのすねあたりが2センチほど裂けているのに気付いた。きれいにスパッと切れていたので、裾上げの作業中に切れちゃったのかなと思っていたのだが、帰って風呂に入っているときに足もきれいにスパッと切れていることに気付いた。何があったのだろう。
昨日は仲村渠さん赤坂見附のクラシック用ライブハウス「Casa Classica」の見学に行く。思っていたより規模が小さい。バーがあって、食べ物も食べれる。こういう場所が出てくるというのは、その裏側に多かれ少なかれニーズがあるからであろうと思うし、その流れは喜ばしいことだと思う。でも正直使ってみようと確信するまでには至らなかった。真新しくて何だかそわそわしてしまう。
何かが棲む会場というのがある。演奏者とお客さんと演奏と色々な出来事が時間をかけて作り上げていくのだろうけど、日本には身近にそんな場所は中々無い。他の国にはあるのかってそりゃあまり知らないけど、ありそうじゃないか。日本にだってお寺や神社、学校や町家なんかには何かが棲んでるような気が・・・ってそれは妖気?いやそれでも良いからそんな場所を是非お借りしたいものだ。
今日は用事があってレンタカーでファンカーゴを借りて運転。ファンカーゴ、イギリスでえらい売れてるらしいのである。イギリスでは週末になるとあちらこちらの広場でアンティークだ洋服だレコードだを積んだ車が集まりcar boot saleが行われる。いかにも重宝されそうである。キャッチフレーズ「携帯空間。Fun!Car!Go!」が訳されて使われているのかな(portable room? mobile space?)?と思ったのだけど欧州名は「ヤリスヴァーソ」。全然違うじゃないの。
NeophiliaClassical#2構想を練っております。