明日館/横山農園/人生の祭典

pre-neophilia2007-06-06

6月だ。
1日と3日に池袋明日館へ。マネジメントを引き受けている7月16日「根來加奈ソプラノリサイタル」の下見と打ち合わせ。前に中を見させてもらったことはあったのだけど、実際演奏を聴くのは初めて。メゾの波多野睦美さんとリュートつのだたかしさん。味わいのある会場に演奏が良く混じっていた。やっぱり使ってみたい会場。
週末は近所の横山農園へ。無農薬有機栽培の農園で梅を分けてもらう。ゆっくり歩いて農園を見せてもらって、グミの実やららっきょうやらを齧らせてもらったりしながら話を聞いた。
「無農薬は大変じゃない」のだと言っていた。手はかかるけど。野菜は勝手に育つんだから。まずは自分がそれをバシッと見せて、成功したら、後に続く人も増えるんじゃないかと思ってがんばってる。のだと。がんばってほしい。最後の最後に音楽事務所をやっている話をしたら、何とご夫婦とも雅楽の演奏をしてるとのこと。おまけに旦那さんはどっかのオケの会員でサントリーホールに指定席があるとか。すごーい。NeophiliaClassical#3の宣伝をさせてもらったら興味を持っていただけた。
日曜に渋谷で「ロストロポーヴィチ人生の祭典」を見る。鳥肌立った。邦題を読むだけではわからなかったのだけど、ロストロポーヴィチだけではなくて、彼と奥さんでソプラノ歌手のガリーナ・ヴィシネフスカヤの人生の話。編集が乱暴なまでの。ロストロポーヴィチがウィーンで小澤征爾ウィーンフィルと新作のチェロ協奏曲のリハーサルをしている映像と、ヴィシネフスカヤが若い歌手のレッスンをしている映像が切り刻まれて交錯するのだけど、ここで鳥肌。バラバラなのにどんどんテンションが上がってくる。バラバラの音楽が美しい。多分各々の演奏によるラフマニノフ/ヴォカリーズの音が途中交錯するのもよかった。見れてよかった。この映画が日本で公開されて一週間でロストロポーヴィチは亡くなったのだ。

は残念ながら埋め込み不可だったので、こちらで。
さてさて、上記NeophiliaClassical#3、もし予定がないのであれば来たほうが良いです。面白いですよ打楽器。おまけに演奏者も素晴らしいですよ。
もう今月。24日(日)14:00@大泉学園ゆめりあホール