ざっとまとめて更新

ハワイからは、もうとっくに帰って来ているのに更新していなかったのは、引っ越しをしてインターネットが使えなくなったからだ。
ハワイというのは何だか巨大なテーマパークのようなものではないかと想像していたのだけど、いやホノルルは本当にそうなのかもしれないのだけど、僕が今回訪れたハワイ島は黒い溶岩に地表を覆われただだっ広い場所だった。そしてその溶岩が途切れたと思うと急にリゾートホテルが建っていたりする。スプリンクラーとコンクリートで作り出されたリゾート。何だか落ち着かない気持ちもしたのだが、総括してハワイ島という場所は中々良いところだったと言える。とあるフラの大会があり、そこで事務局業務の手伝いをやっていたのだけど、このフラという文化が奥深く面白い。元々あまり積極的に関わりたいとは思っていなかったジャンルだったのだが、フラの生まれたハワイ島で、その文化を親から子へと引き継いできた人たちが運営するこの大会では、単に踊りというタームだけでは括れない懐の深さを感じた。調べてみるとハワイの歴史は今のイメージとはほど遠く過酷なもので、他国から占領され多くの原住民が亡くなった過去を持つ。フラはその時代をくぐり抜けてなんとか生き残った文化だ。自然を讃え愛を踊るその笑顔の裏には悲しい現実もあるわけで、そう思うとこの芸術のありかたが興味深い。
一年を通して雨はほとんど降らないそうだが、今回の滞在中は二日に一度は雨が降っていたように思う。今回のステージは野外だったのだけど、大会大詰めというところに突然スコールのような雨が降ってきて審査が中断したりということもあった。お客さんも屋根があるところに避難していく中、しばらくするとバンドのメンバーの上にテントが張られ、「Singin' in the rain」なんかを演奏し始めたりしたのだ。雨が弱まるに連れお客さんも少しずつ席に戻ってきて、僕はホテルからどんどんタオルを運び込み、水が滴るお客さんにぶんぶん放り投げていた。空には星が広がって、なんか良いなあと思ったのだった。
ハワイではアロハと日本から借りて持っていったかりゆしを着て過ごしていたのだけど、帰ってきてみたらすっかり寒い。その週末には引っ越し。仲間の宮元と森やんに手伝ってもらい、ざざっと引っ越しを終えた。ありがとう宮元森やん。新居は二階建ての借家。古さは相当だけど猫は大喜びだ。
荷物も片付かないうちに20日浜離宮朝日ホールクレーメルツィメルマンのリサイタルへ。このチケットは連れ合いからのプレゼント。なんと豪華なプレゼントであることか。ありがとう。第一線で活躍する演奏家を目の当たりに出来てうれしかった。すばらしい演奏会。
この連休はとりあえずインターネットを繋げようということでヨドバシへ行ったのだけど、前々から欲しかったMacBookを買ってしまった。ネット加入と合わせると3万円安くしてくれるというもので。ずーっと迷っていたのだけど思い切って黒のMacBookにした。白よりも値段が高いのは、もちろん性能が高いからなのだけど、最終的にはやはり色で選んだ。だって黒のほうがどう考えてもかっこいいのだ。ということで今初めてMacBookで更新をしているわけだ。楽しい。
さて、昨日は東京国際フォーラムへバレエ「白鳥の湖」を母と姉と僕と連れ合いで見に行った。去年の終わりにミュンヘンで見たバレエだ。やはり面白かった。でも国際フォーラムは少し音が鳴りにくいのかなとも思った。そのまま姉と母、そして妹とその連れ合い、友人のいづみちゃん謙一さんも合流して我が家へ。おでん、たらこスパ、なめろうなんかを食べながら酒を飲む。お客さんが多くてタハ大喜び。楽しい夜だった。
さてさて、そんなこんなでバタバタとしてはいますが、来週末の30日(金)はFreshness Burger新宿御苑店で「FreshnessClassical#8」です。今回は初出演のサクソフォーン四重奏団。恒例の食べ放題ライブ。18時からと19時からの2ステージ制となります。前回からチケット制になりました。値段は恐らく800円(すみません確認します)。お時間ある方ぜひいらっしゃってください。前回は満席になっちゃいましたので、今回は予約をいただければ幸いです。→info@neophiliaclassical.com。

  • 11月30日(金)

①18時〜 ②19時〜

sop.sax石毛 杏子
alt.sax金子 珠奈
ten.sax澤田 希美
bar.sax保田 陽子

・ベルガマスク組曲よりプレリュード
・アヴェヴェルムコルプス
亜麻色の髪の乙女
・ロンドンデリー
G線上のアリア
カディスアルベニス
・三つの小品一楽章(スカルラッティ
・タイムトゥセィグッバイ
きよしこの夜
・ブーレ(バッハ)
メヌエット(ボッケリーニ)
ラグタイム組曲一楽章(ジョプリン)