韓国で。

pre-neophilia2008-09-25

韓国に着くと迎えの人が来てくれていた。
「日本と変わらないでしょ」と話していたが、でもやっぱり日本とは違う。日本ほどきちっと型にはまっていなくて、街のスピード感は日本よりもむしろ(僕の知るうちでは)カイロに近いように思う。カリアゲてる人が多い。ウォンはユーロみたいなルックスだった。日本車は走っていない。
地元で業務の連携をする事務所にお邪魔する。軽くご挨拶の後、少しブラブラしていたら隣に宮崎県の事務所がある。フラの仕事で宮崎には最近縁があるので中に入ってお話をお伺いすると、韓国から宮崎への送客を増やすため色々と案内をされているとのこと。えびの高原というのが宮崎にあって、僕も母方の地元が宮崎なので小さい頃から連れて行ってもらったりしていたのだけど、その辺に韓国岳という場所がある。「からくにだけ」という名前は前から聞いてはいたけどきちんと漢字になった表記を見ると確かに韓国岳。韓国では登山が今大人気だそうで、この名前と相まって宮崎の観光スポットになっているそうです。
写真は今週末のイベントを練り歩く予定のドラえもん。あれ出せこれ出せ言われやしないか。
事務局ではネット接続不可とのことだったので自室で仕事をしている。待っているメールが来ない。仕事が出来ないので本を開く。持って来たのは町田康の「告白」。ズボンのポケットに入るサイズではないので持ち歩くのが面倒ではあるのだけど、たいそう面白い。iTunesでこの間ヴィオロンで聴けなかったショスタコーヴィチチェロソナタをかける。ホテルの部屋も広くて大変優雅なことだが、一体ここで何をしているのだろうと思う。
クラシックの演奏会がしたいのだ。絶対に分かり合えないと思う人たちの心をも揺さぶるクラシックの演奏会がしたいのだ。なのにここで何をしている。