ラスベガス

pre-neophilia2009-01-10

家電の展示会の仕事でラスベガスに来ている。
基本的に家電にはあまり興味がない。いざ何か買うとなるととことん調べるたちなのだけど普段はあまり熱心に情報を追ったりはしない。ウチじゃテレビも映らないし。エアコンも無いし。ヒューズも落ちやしない。とは言え新しいものを作り出そうという人たちは何だか楽しげでそんな人たちや、そんな人たちが造ったモニターやらカメラやらケーブルやらを眺めるのも悪くない。
展示会場から外に出てみるとラスベガスはきらびやかでやはりカジノなのである。がカジノにもどうも興味が持てない僕はただビールを飲む。カジノの中では飲み物はタダだ。バドワイザーの瓶を持ってぼんやりとスロットマシーンの前に座っている。お金のことを考える。金欲に限らずアメリカという国ではあらゆる欲望がとてもストレートに消費されているように感じられる。日本では何かと多少の「ひねり」を加えないことには消費されない。
今日びっくりしたことと言えばスティービー・ワンダーが展示会場に現れたことだ。ブラブラしていたら人だかりが出来ていたので近付いてみるとどう見てもスティービーな人がブースに居て、配布されているチラシを見ると弱視の人のための音楽プレーヤーの展示であったようで、スティービープロデュースとのこと。ちょっと急すぎて。何せスティービーが手が届く距離に、声が聴こえる距離に。あなたの曲を友達と聴きながらすごいなあスティービーは、と話をしていたんですよ。何でこんな近くに居るの。年末にバタバタと手に入れたiPhoneで写真を撮る。サンシャイン。I just called to say I love youと言い切った人よ。
そしてシルク・ド・ソレイユの「LOVE」を見る。素晴らしかった。見に行って良かった。ビートルズ最高。