赤木有季子さん

ピアニスト、赤木有季子さんからご招待をいただき、パルテノン多摩へリサイタルを聴きに行く。赤木さんはニューヨーク在住のピアニストなのだが、ネットで僕の事務所を見つけていただき、コンタクトを取ってくださった。一時帰国中の演奏会。
プログラムは

アンコール

お声をかけていただけて本当に嬉しかった。本当に素晴らしい演奏だったのだ。
面白いプログラムだと思う。一曲一曲性格が異なる曲。しかし何とも見事に弾ききっていた。リスト、ラフマニノフは圧巻。演奏中の虚空を見上げるその視線に創造への集中力を感じた。
僕はコンサートを作るにあたり、色々考える。心を引き込むためにステージの見せ方も変えられないかと思う。例えば照明。例えば舞台美術。でも、今日のステージを聴きながら、簡素なステージ、空虚な空間に想像力の用途が見出せたと思う。何もないからこそ何かを思い描ける。演奏家が見出そうとしているイメージを想像しながらステージに並べることが出来る。またゆっくり考えてみよう。