6時起きから

6時起き。会社を辞めてからというもの朝は遅い生活にいたのでつらい。派遣会社の仕事で赤坂へ。式典の裏方業務。8時に始まり13時前には終わったのであっという間だ。こういった一日単位の仕事は長期の責任も無く、同僚との後腐れも無いのでスカッとしている。気分が楽だ。
ミューザ川崎へ。前々からここの市民交流室の使用を検討しているのだが、今日の無料コンサートで演奏会の雰囲気とピアノの響きを聴かせていただこうと思っていた。満席だ。中高年の方たちのコーラスの発表会だったのだが、ピアノのソロもあったのでラッキーだった。ピアノ自体の音は良いのだが満席だと響きがやはり弱い。うーむと思っているとこの会場のある致命的な欠点に気が付いた。やっと気付いたのかと思うほど簡単なことなのだが、次回の公演にはこの会場は適さない。他をまた探さないと。難しい。
夜の用事までまだ時間があったのでミューザのマクドナルドへ。「藤原正彦国家の品格」を読む。

いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。

これだけ読むと突飛な話のように聞こえるが、本文には頷ける部分が多い。僕も海外に生活していた時、自分自身の日本の文化の知識の薄さにびっくりした。海外の人達が日本人である僕に期待するのは、流暢に英語を喋れることではなく、未知なる日本の文化を教えてもらうことだ。雅楽を説明出来ないのは歯がゆい。
時間はどんどん進んでいた。急いで横浜へ。間に合った。
赤レンガ倉庫。「モーターサイクル・ドンキホーテ」。宮沢章夫さんが作・演出を手がける「遊園地再生事業団」の演劇公演だ。面白かったなー。すっごく面白かった。ストーリー、舞台演出ともに楽しめた。舞台の見せ方はクラシックとは対局にある感じだが、だからこそ何か盗めないかと思う。会場もとても良い雰囲気だったので公演後早速事務所の方にお話を伺ってみるが、やはりクラシックには不向きでしょうとのご意見。外からの音が結構入ってしまうようなのだ。でも使い方によっては・・・と思う。「モーターサイクル・ドンキホーテ」は29日まで。土日は売り切れてしまっているようだが、最終日はまだ残っている様子。面白いです。
我が登戸のホームで劇団「KAKUTA」のハワイさんに偶然会う。ハワイさんは登戸への引越を手伝ってくれた恩人。稽古の帰りで登戸乗換えだったとのこと。さらなる偶然にも僕宛の封筒を持っていて切手を買い忘れ投函出来なかったらしい。直接頂いたその封筒には「KAKUTA」の公演情報が。5月31日〜6月4日浅草の花やしき貸切公演。みんな楽しそうなことやってるなー。