客観/ざるともり

今日は一件翻訳を仕上げ送付。あるマリンバ奏者の方のプロフィールだったのだが、日本語と英語とでは、プロフィールの書き方に根本的な違いがあったりして、何かと工夫が要る。まず、日本語では基本的に主語が文中に含まれない。その人のプロフィールなのだから言わずもがな、大半の主語はその奏者になるわけなのだが、日本語ではわざわざ書き連ねたりはしない。英語だと(ほぼ)必ず文に主語、この場合人名もしくはhe、she、が入るので、これだけで文章の雰囲気がだいぶ変わる。これから世に出て行こうという演奏家は、大体自分で自分のプロフィールを作成するものだが、「私」という主語はプロフィールには含まれない。主語の無い日本語のプロフィールであっても「私」の気配は感じられないのだが、英語の場合、その「他人が書いてる感じ」が強まるのだ。客観に徹して作られるものでなければ受け入れられないのが常ではあるのだが、主観に徹したプロフィールがずらっと並ぶのもそれはそれで面白いのじゃないかと思ったりもした。
町田で友人のコバケンとトワ君と会う。「がっと食べれて安いもの」という案を出したら蕎麦屋に決まった。「大ざる」を頼む。昨日は引越し蕎麦で「大もり」を食べたのだが、「ざる」と「もり」の違いは何なのかと昨日から気になっていた。今日も気になりながら蕎麦を食べ、コバケンにも聞いてみるのだが判明しない。ウチに帰って試しに妹に聞いてみたらネットで調べてくれた。その結果「ざる」には海苔が載り、「もり」は載らないというのだ。ほんとに?でも確かに昨日の大もりには海苔は載っていなかったと思う。今日の蕎麦屋ではその差100円でざるが高かった。海苔が100円。妥当か。いやちょっと高いか。そもそも海苔説は本当なのか。
さて、明日は仕事の後、文化会館で演奏会を見て、新宿からバスで京都へ向かう。20日松倉如子のライブに出演するため。関西在住の方でこのブログを見かけた方は来て下さい。詳細は松倉如子のブログで。がんばるぞー。